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Cover photo by 皆尺寺 悠史
写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈SONY α1シリーズ〉を愛用する皆尺寺 悠史さんが登場。
AFやAI認識の進化によって、「撮れる確率」はここ数年で劇的に上がりました。ピントも追従も、かつては運や経験に委ねていた領域が、いまはカメラ側が支えてくれる。けれど、その“失敗しにくさ”は、写真の楽しさを単純に増やすだけではありません。撮ることの意味や、撮ったあとに向き合う時間、現像の手触りまで、静かに書き換えていきます。
〈SONY α1シリーズ〉を手にした皆尺寺 悠史さんは、まさにその変化のただ中にいました。撮影よりも現像に心が傾いていた時期を経て、「失敗しない」という前提が、どのように“撮る”を前向きな行為へと変えていったのか。写真の楽しみ方そのものを更新していく過程に迫ります。
〈SONY α1〉は、約5010万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラで、圧倒的な解像力と高速性能を両立したフラッグシップモデルです。
最大30コマ/秒のブラックアウトフリー連写、進化したリアルタイム瞳AF(動物・鳥対応)を備え、動体撮影において極めて高い信頼性を実現しています。
また、8K動画記録にも対応し、静止画・動画の双方でプロフェッショナルユースに応える設計となっています。堅牢なボディと高い操作レスポンスにより、撮影現場での即応性を支える一台です。
私は、現像にいちばん心が躍るタイプでした。可能なら、誰かが撮ってきた写真をひたすら現像していたい。そう思うほど、仕上げの時間が好きでした。
Photo by 皆尺寺 悠史
それほどに私は、写真を生む過程で"現像"という工程を愛していました。「自分の思いをのせる行為は、現像がメインだ。」そう信じていた頃もあります。
しかし、当然撮影しないと現像する写真は手に入りません。
私がカメラに求めたのは、軽くて失敗しないカメラ。この条件ただ一つでした。
Photo by 皆尺寺 悠史
AF機能と高画素がしっかり担保されていて、しかも比較的コンパクトなフルサイズ。自分が求めていた条件が、きれいに一つの答えへとまとまっていきました。
そして選んだのが、“SONY α1シリーズ”。まさに探し求めていたカメラでした。
「次はどんな写真を現像しよう。」そんな思いで愛機を片手に出かけます。
α1での動物認識、α1ⅡではさらにAI認識でより精度が増しています。私は、いい画角、トリミングでいろんな表現に活かせそうな画角で動物たちの姿をおさめてシャッターを切るだけでした。
それまで使っていた機材とは、"失敗する確率"が段違いでした。失敗する確率が下がる、ということは現像できる対象が増えるわけです。
「失敗しない」は現像の楽しさをさらに加速させました。
「次はどんな写真を撮りにいこうかな」自分の心の発言に、私は気づきました。
いま、"撮影"が楽しくなっていたよね。
いま、"撮影"が楽しみになっていたよね。
Photo by 皆尺寺 悠史
"失敗しない"。そう、成功ではないんです。
でも、失敗しないことって、楽しいんです。
大成功と並ぶくらいに楽しいんです。いつしか、「失敗しない」という選択肢は、私の中で「楽しい」というカードに変わっていました。
Photo by 皆尺寺 悠史
みなさん、「道具」という言葉、何気なく日常で使っていると思いますが、よく見ると不思議じゃないですか?"道"という文字。なぜ入っているのでしょうか。
"道具"という言葉は本来、仏具を指す言葉でした。仏道修行に欠かせない、心を込めて扱うべき品。それが「仏道の具」から転じて、「道具」と呼ばれるようになりました。
僧侶が、仏の道に近づくために、自身を悟りに近づけるために共に歩む品物こそ、「道具」。時代とともに意味は広がりましたが、その本質はどこかに残っているように思います。
Photo by 皆尺寺 悠史
ただ「写真をもっと気軽に楽しみたい」という気持ちで選んだ〈SONY α1シリーズ〉が、撮ることそのものの楽しさを教えてくれました。まさに、写真へと続く一本の道を示してくれた存在です。
機材が“道具”に変わった。そんな瞬間を、確かに感じました。
写真の楽しみは、随所にあります。撮影、現像、鑑賞、合成。人の数だけ楽しみがあり、表現の数だけ深みがある素敵な世界と認識できました。
この自由な世界で、自由に遊泳する方法を与えてくれる窓口が、「カメラ」という道具なのかもしれませんね。
皆尺寺 悠史
外科医として臨床に携わる一方、モノクロを軸に動物の写真表現に取り組むフォトグラファー。 色彩を削ぐことで立ち現れる“気配”や“呼吸”をテーマに、見る人の内側に残る像を探求している。
cizucu:@syakurou_photo
Instagram:@syakurou_photo
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愛機との出会いや思い出、忘れられないエピソードをクリエイターが自由に綴る連載企画。愛機を選んだ理由や使い続ける魅力など、カメラ好きなら思わず共感する物語をお届けします。






