コンテストマガジンフォトポスタープロジェクト
ChallengeFocusIssueKnowledgeReleaseNewsEvent

MAGAZINE

cizucu主宰『Found, After Years』| Challenge #391

By cizucu · 2026年7月25日

cizucu主宰『Found, After Years』| Challenge #391

Cover photo by Partofmyworld

cizucu主宰『Found, After Years』| Challenge #391

Cover photo by Partofmyworld

Found, After Years

『Found, After Years』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。

今回のテーマは、〈Found, After Years〉。

写真は、撮った瞬間よりも、あとから見返したときに意味を持つことがあります。写っているものは同じでも、見る人の時代観や感覚が、時間とともに変化しているからです。いい写真とは、そんなふうに、見るたびに映り変わっていくものなのかもしれません。
例えば、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のラストシーンにも、そんな「時間を経て届く記憶」のかたちが描かれています。大人になった主人公が受け取るのは、亡き映画技師が遺した一本のフィルム。そこには、かつて誰にも見られることのなかった映像がつなぎ合わされ、もう戻ることのできない故郷の記憶を、静かに呼び起こしていきます。

新しく撮る一枚ではなく、写真フォルダーの奥に眠っていた一枚に、もう一度光を当ててみてください。
5年ほど前に撮った写真。あるいは、自分で撮影したものではなくても、家族のアルバムや古いカメラの中に眠っていた、なぜか心に残る一枚でも構いません。見返すなかで、ふと「なんか、いいな」と感じた一枚をシェアしてください。

このコンテストが、知らぬまに熟成してきた写真の記憶を、もう一度“読み返す”ための場所になれば嬉しく思います。

インスピレーション

2026-07-found-after-years-image-4

Photo by 良影 Liap Iánn

良影 Liap Iánn
Mom, 2024

cizucu編集部
ポートレートは、ただ人にカメラを向ければ撮れるものではありません。相手のことをよく見て、今の姿をそのまま残そうとする気持ちが、写真にあらわれます。家族の写真は、特に難しいかもしれません。最後に、家族の今の姿をきちんと残したのはいつだったでしょうか。時間は思っているより早く過ぎていき、あの頃の姿は、もう戻ってきません。そんな視点で身近な人の写真をじっくり見直してみると、写っているもの以上の感情が湧き出るかもしれません。

2026-07-found-after-years-image-6

Photo by yNAK

yNAK

cizucu編集部
写真が必ずしも、デジタルデータとして残っているとは限りません。家族のアルバム、部屋に飾っているチェキやポラロイド。それらもすべて、写真です。気づけばなくしてしまいがちな、そんなささやかな記録を、この機会に見直して、スキャンしてみるのもいいかもしれません。その過程で、これまで見えていなかったものが見えてくるかもしれません。

2026-07-found-after-years-image-8

Photo by 20RyanKino24

20RyanKino24
「アトランタのHard Rock Cafe、2002年のHard Rock Cafe。壁のディスプレイはオープンカー、今はギターに変わっているようです。」

cizucu編集部
まさに、ファウンド・フォトの一例とも言える一枚です。旅先でたまたま撮られた風景かもしれませんが、当時アトランタで暮らしていた人にとっては、変わっていく街の記憶を呼び起こす、懐かしい一枚になるのかもしれません。こうした一枚に出会うために、蚤の市で名も知らない写真家のフィルムを眺めたり、探したりするのかもしれませんね。

2026-07-found-after-years-image-10

Photo by Thomas Huynh

Thomas Huynh
Nikon F2 - Kodak ultramax 400

cizucu編集部
誰かにとっては、ただの花火の写真に見えるかもしれません。それでも撮影者にとっては、あの日、ベランダで誰かと見上げた花火として、その時の記憶がよみがえることがあります。ぜひ、その記憶を言葉でも残してみてください。無数にある花火のイメージの中から、あなただけに光る一枚として、その写真の意味をもう一度見つめ直してもらえたら嬉しいです。

2026-07-found-after-years-image-12

Photo by Partofmyworld

Partofmyworld

cizucu編集部
オートフィルムカメラについている日付機能。昔のアルバムを見返すと、写真に日付が焼き付けられていることがあります。同じ風景でも、その日付ひとつで感じ方や見え方が変わってくるのは、写真のなんとも言えない不思議な魅力です。信号灯に韓国語で書かれた「取締り時間 6時〜21時」という文字も、読めない人にとっては、ひとつの異国の風景として映るのかもしれません。

2026-07-found-after-years-image-14

Photo by filmtaaabooo777

filmtaaabooo777

cizucu編集部
何気ない熱帯魚の写真。例えば、香港では、金魚は縁起物であると同時に、狭い都市空間の中で暮らしに寄り添い、少し気持ちを照らしてくれる存在として、映画にもよく描かれます。熱帯魚が泳ぐ水槽の前を、ただ通り過ぎる日もあれば、なぜかシャッターを切りたくなる日もあります。そのとき私たちは、何を考え、何を残そうとしていたのでしょうか。そんなふとした無意識が、写真を見返したときに蘇るのかもしれません。

コンテスト情報

【開催期間】
2026年7月25日(土)~ 2026年8月24日(月)

【受賞発表】
2026年9月4日(金)ごろ

【リワード】
cizucuが開催する「photo poster project」無料参加券(2名さま)

【応募方法】
・コンテスト『Found, After Years』を選択
・「応募規約に同意して投稿」をタップ
・投稿内容を選択して作品を応募

【審査基準】
(1) テーマ性:記載のミッションに沿っているか。
(2) 主題性:その写真の中で何を訴えたいか、撮影者の意図が伝わるか。
(3) 表現性:視点・構図・バランス・ピント・色などの表現力はあるか。
(4) 瞬間性:撮影対象のシャッターチャンス・タイミングをものにしているか。
(5) 独創性:撮影場所・被写体などに独自に工夫されたものであるか。

コンテスト詳細を確認

編集部のおすすめ

  1. マガジン
  2. Challenge
  3. cizucu主宰『Found, After Years』| Challenge #391