はじめに
『June Diary '26』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。
今回のテーマは、〈6月の日記〉でした。
〈Diary〉シリーズは、日記のように、日々撮影した写真をその日の出来事とともに投稿するコンテストです。
雨の気配をまといながら、季節が夏へと移ろう6月。雨上がりの街の光、湿った風に揺れる木々、ふと差し込むやわらかな陽射し。何気ない日常のなかにも、その時にしか出会えない表情があります。
このコンテストに集まった数多の作品から、みなさんが6月の日々の中で見つけた景色や、心に残った出来事が伝わってきました。
それでは、応募作品と受賞作品をご紹介いたします。
応募作品

Photo by 김준형
김준형
cizucu編集部
水面に映る二人の姿を捉えることで、雨上がりの空気や静かな時間の流れが印象的に表現されています。輪郭が揺らぎ、色や光だけが残るその描写からは、ある一日を日記のようにそっと閉じ込めたような親密さを感じます。足元の水たまりに目を向けた視点も美しく、何気ない散歩の記憶が、詩的な風景へと変わっています。

Photo by Park Seongjin
Park Seongjin
📷 Canon EOS R8
cizucu編集部
小さな鳥をそっと手のひらに乗せた場面から、ある日に訪れた偶然の出会いが静かに伝わってきます。やわらかなピントと淡い光が、命の繊細さやその瞬間の緊張感をやさしく包み込み、まるで日記の一節を読んでいるようです。何気ない日常の中で心が動いた出来事を、写真として丁寧に残した作品だと感じました。

Photo by Suiu
Suiu
📷 FUJICA X-M5
cizucu編集部
紫陽花の淡い色彩とやわらかな前ボケが重なり合い、雨の日ならではの穏やかな空気や静けさが、画面全体にやさしく広がっています。花を鮮明に描写するのではなく、光や色の気配として捉えることで、雨の季節にふと目にした情景や記憶を呼び起こすような余韻が生まれています。その場で感じた空気や光の印象までも、静かに閉じ込めた一枚だと感じました。
受賞作品

Photo by HORI
HORI
夏の海沿いを散歩していた。
誰かの涙だろうか、
光を当てたら輝いた、
嬉し泣きならいいのにな
cizucu編集部
夜の海沿いに舞う雨粒が、街灯の光を受けて星のように浮かび上がっています。静かな夜道でふと見上げた景色が、まるで誰かの涙のようにも、記憶の欠片のようにも見えてくる余韻が印象的です。添えられた言葉と写真が響き合い、6月のある夜に感じた感情を、日記の一ページとして丁寧に残した作品だと感じました。

Photo by m.p9
m.p9
降り始めた雨
cizucu編集部
車窓越しに見える雨の道とワイパーの動きから、移動中にふと訪れた静かな時間が伝わってきます。目的地へ向かう途中の何気ない風景でありながら、車内の暗さや曇った空気が、その日の湿度や気分まで思い出させてくれます。降り始めた雨をきっかけに、日常の一場面が記憶として残されていく様子が印象的な作品です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
6月の日々を写した写真には、雨の気配や季節の移ろい、ふとした出来事や感情など、それぞれの時間の流れが刻まれていました。
日記を読み返すように写真を見つめることで、何気ない一日にも大切な記憶が残されていることに気づかされます。
今回集まった作品が、みなさんの日常を少し違ったまなざしで見つめるきっかけになれば幸いです!


