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写真は魂を奪う? 世界中で語り継がれた"肖像の呪い” | Knowledge #505

By cizucu · 2026年8月3日

写真は魂を奪う? 世界中で語り継がれた"肖像の呪い” | Knowledge #505

Cover photo by bbb

写真は魂を奪う? 世界中で語り継がれた"肖像の呪い” | Knowledge #505

Cover photo by bbb

「写真を撮られると魂を奪われる」という言い伝えは、世界各地に残る有名な都市伝説のひとつです。現代では迷信として語られることがほとんどですが、カメラが誕生した19世紀には、写真を恐れる人々が実際に存在しました。

今回は、その起源や文化的背景、世界各地に残る伝承、そして現代にも続く「写真が持つ不思議な力」について探ります。

なぜ「写真は魂を奪う」と信じられたのか

写真技術が誕生した19世紀、多くの人々にとってカメラは未知の存在でした。一瞬の姿を紙の上に写し取り、半永久的に残せる技術は、まるで魔法のように映ったのです。

世界各地には古くから「姿を写したものには本人の力が宿る」という考え方があり、肖像画や鏡、人形なども特別な意味を持っていました。

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Photo by HAYATO

そのため、新たに登場した写真も「魂の一部を閉じ込めるもの」と受け止められ、「写真を撮られると魂を奪われる」という伝承が生まれたと考えられています。

世界各地に残る"肖像の呪い"伝説

この言い伝えは特定の国だけではなく、アメリカ先住民の一部やオーストラリア先住民、アフリカやアジアの民族社会などでも語られてきました。

ただし、「すべての民族がそう信じていた」というわけではなく、文化や時代によって考え方は大きく異なります。多くの場合、写真そのものを恐れていたというよりも、外部から持ち込まれた新しい技術への警戒心や、自分の姿を他者に所有されることへの不安が背景にありました。

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Photo by tk

そのため、「魂を奪う」という表現は、人々の畏怖を象徴する比喩として語り継がれてきた面もあります。

現代でも写真は特別な存在なのか

もちろん、写真が本当に魂を奪うわけではありません。しかし、私たちは今でも遺影を大切に飾り、大切な人の写真を見返して思い出に浸るように、写真に写る姿へ特別な意味を見出しています。

写真にまつわる「肖像の呪い」という言い伝えは超自然現象ではなく、人間が肖像に宿る力を信じてきた歴史が生んだ文化的な物語といえるでしょう。

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Photo by Nic Harris

カメラは魂を奪うことはなくても、人の心を動かし、時代を超えて記憶を残す力を持っているのは確かです。

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