富士フイルム株式会社は2025年6月12日、新型ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-E5」を発表。発売は同年8月を予定しており、先代「X-E4」からの大幅な進化を遂げて登場する。
レンジファインダースタイルを踏襲しつつも、削り出しアルミを大胆に用いた外装と最新の撮影機能により、クラシックとモダンの融合を体現する一台となっている。
アルミ削り出し軍艦部が醸す上質な佇まい
X-E5は、「Xシリーズ」初となる精密なアルミ削り出しのみで加工された軍艦部を採用。フラットな天面と曲面のダイヤル周辺部を滑らかにつなげ、工芸品のような一体感を演出する。
新たに搭載された窓付きフィルムシミュレーションダイヤルにはアルミ指標プレートが使われ、FS1~FS3に20種のシミュレーションと画質設定を登録可能。道具としての操作性と所有感を両立した美しいプロダクトデザインに仕上がった。
ファインダーに没入する「クラシック」ビューモード
EVF表示には、情報を絞り込んだ新ビューモード「クラシック」を搭載。かつてのフィルムカメラを思わせる表示で、構図と被写体に集中できる。さらに、アスペクト比に応じて撮影範囲外を半透明やラインで表示する「サラウンドビュー」にも対応。
ビューファインダー越しの世界をより深く味わえる設計が施されている。ダイヤル配置は右手操作を前提に最適化されており、直感的な撮影が可能。
手ブレ補正・AF・動画性能まで抜かりなし
ボディ内5軸手ブレ補正(最大中央7.0段)は、X-Eシリーズ初搭載。従来機を凌駕するブレ補正性能により、夜景や低速シャッター撮影も安定して行える。
被写体検出AFにはディープラーニングを用いた最新アルゴリズムを採用し、動物や車両、ドローンまでAIで高精度に認識。加えて6.2K/30Pの10bit動画記録、180度反転可能なチルト液晶によるセルフィー対応など、静止画・動画の垣根なく対応する高い汎用性も本機の魅力だ。
次世代センサーで高精細な表現力
心臓部には、約4020万画素の裏面照射型「X-Trans CMOS 5 HR」センサーを搭載。ISO125を常用感度としながら、最速1/180,000秒の電子シャッターにも対応。
最新の画像処理エンジン「X-Processor 5」との組み合わせにより、極めて高いS/N比と解像感を両立している。1.4倍・2.0倍のデジタルテレコンによって画質を保ちながら被写体に寄れるのも特徴で、スナップから風景まで幅広く活用できる。
新製品の主な仕様
- 撮像素子:APS-Cサイズ X-Trans CMOS 5 HR(約4020万画素)
- 画像処理エンジン:X-Processor 5
- 感度:ISO64〜51200(静止画)
- 手ブレ補正:5軸補正(中央7.0段/周辺6.0段)
- シャッタースピード:最速1/180,000秒(電子)
- 液晶:3.0型チルト式タッチパネル(104万ドット)
- EVF:0.39型有機EL(約236万ドット)
- 動画記録:最大6.2K/30P、4:2:2 10bit対応
- 入出力:USB-C、HDMIマイクロ、3.5mmステレオジャック
- 寸法:約124.9×72.9×39.1mm
- 質量:約445g(バッテリー・メモリーカード含む)
- 発売日:2025年8月(オープン価格)

